昨日の松田直樹選手、死去のニュース。正直、突然すぎる出来事に、なぜ?という思いしか出てこない。ずっとマリノスの選手であった松田について、詳しく知るわけでもない自分があれこれ書くのもおこがましいが、マリノスサポの中で松田の存在がいかに大きなものだったか、「ミスターマリノス」という言葉からも想像に難くない。
最近はJリーグでもクラブを代表するような選手の移籍(戦力外を含む)が珍しくない状態になってきた。そんな中で、「ミスター○○」という存在は、今後どのクラブでも極めて稀な存在になっていってしまうのかもしれない。JEFでも、「ミスターJEF」と言えば、個人的には90年代後半のJEF低迷期を支え続けた「中西永輔」しかいない。生え抜きとして長く一つのクラブに在籍し、サポーターから「ミスター○○」と慕われるような、人気・実力・人間力のある選手というのは、そう簡単に現れるものではないだろう。
クラブは常に選手や監督が入れ替わり、それによってサッカーも変わる。どのクラブも程度の差はあれ、去年のチームと今年のチームは違うだろうし、また来年も違うだろう。しかしながら、サポーターの中にある選手への想いは変わらない。
松田直樹はこれまでも、これからもマリノスサポーターの中で、「ミスターマリノス」であり続けるだろう。